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矯正治療Q&A

矯正歯科治療は何歳まで受けることができますか?

上下の前歯4本が永久歯に生え変わったタイミングが、小児矯正を始める目安です。受け口の場合はもう少し早く始める必要がありますので、まずはご相談ください。

金属アレルギーがあっても矯正治療を受けることができますか?

どの金属にアレルギーがあるのかがわかっていれば、その金属を含まない素材を使用します。また、生体親和性に優れたチタン、セラミックやプラスチックなどの使用も可能です。ただし、これらの素材でも稀にアレルギー反応が現れることがあります。

矯正歯科治療は保険が適用されますか?

保険適用できるのは、口唇裂・口蓋裂、顎変形症、厚生労働省が認める先天性疾患のみです。厚生労働省が認める先天性疾患は次のとおりです。

  • ゴールデンハー症候群
  • 鎖骨頭蓋骨異形成症
  • クルーゾン症候群
  • トリチャーコリンズ症候群
  • ピエールロバン症候群
  • ダウン症候群
  • ラッセルシルバー症候群
  • ターナー症候群
  • ベックウィズ・ヴィードマン症候群
  • 尖頭合指症(アペール症候群)
  • ロンベルグ症候群
  • 先天性ミオパチー
  • エリス・ヴァン・クレベルド症候群
  • ヌーナン症候群
  • マルファン症候群
  • プラダーウィリー症候群
  • 軟骨形成不全症
  • 外胚葉異形成症
  • 神経線維腫症
  • 基底細胞母斑症候群
  • 顔面半側肥大症
  • 顔面裂

治療期間はどれくらいかかりますか?

患者さんの状態によって異なります。ご相談いただいた際に、大体の治療期間をお伝えいたします。

抜歯をせずに矯正歯科治療を行うことはできますか?

歯と顎の大きさのバランスによっては、抜歯は必須です。抜歯が必要なケースを無理に非抜歯で進めても、歯並び・かみ合わせを十分に整えることはできません。患者さんに合った治療方針を立て、抜くべきかどうかを適切に診断することが重要です。そのため、歯を抜かないから良い治療、抜くから悪い治療というわけではありません。

スポーツや吹奏楽など部活をしていても矯正治療はできますか?

スポーツをすること自体に問題はありませんが、ボールがぶつかったり転倒したりして口元を打った場合は、装置が外れたり口の中を切ったりする恐れがあります。また、吹奏楽にも影響はないといわれていますが、治療開始からしばらくは演奏のしづらさを感じるかもしれません。また、楽器のマウスピースを咥えることで、歯並びに多少の影響が出る可能性もあります。

差し歯やブリッジがある場合でも矯正治療を受けることができますか?

可能です。ただし、その歯を抜かなければ歯並び・かみ合わせをきれいに整えられない場合があります。その際は、一時的に仮歯にかえていただくことになります。

矯正していることを周りにバレたくありません。目立ちにくい装置はありますか?

インビザライン(マウスピース矯正)は、透明で薄いマウスピースを使用するため、矯正していることを周りの人に知られる心配がほとんどありません。ワイヤー矯正もなるべく目立たない色の装置をご用意しております。

小児矯正Q&A

小児矯正はいつから始めたらいいですか?

歯並び・かみ合わせは7歳までにチェックを受けることが推奨されています。ただし、歯の生え方や顎の成長状態などに応じて症状が異なり、治療法や治療期間、開始のタイミングなどもさまざまなため、歯並び・かみ合わせが気になった時点で一度ご相談ください。

小児矯正のメリットって何ですか?

  • 顎の成長を利用することで永久歯が生えるスペースを確保できるため将来的に非抜歯で永久歯を矯正できる可能性が高まる
  • ワイヤーを使用する本格矯正が不要になるケースもある
  • 口元の見た目が良くなることで審美性だけでなく、機能性も良くなる

上記3つが小児矯正の主なメリットです。

子どもが受け口です。矯正治療はいつから行うべきですか?

受け口を放置すると上下の顎の成長のバランスが崩れ、顔立ちに悪影響が及ぶ恐れがあります。歯の生え替わりや顎の成長のバランスを確認のうえで、矯正治療を開始するベストなタイミングを見極めなければなりません。また、乳歯の受け口は軽度であれば生え替わりのタイミングで改善することもあります。ただし、乳歯と永久歯は同じように生えることが多いため、受け口が改善しないケースも多くみられます。
半年~1年に1回は定期的にチェックを受けて、治療開始のタイミングを逃さないことが大切です。

子どもが指しゃぶりをします。歯並びが悪くなりますか?

指しゃぶりは歯並びへの悪影響や開咬のリスク増加につながります。さまざまな意見がありますが、5歳になっても指しゃぶりを続けており、歯並び・かみ合わせに影響がみられている場合は治療の対象となります。
取り外し式の簡易小児矯正装置や舌のトレーニングなど、その治療法はさまざまです。2~3歳頃までの指しゃぶりは生理的現象ですが、5歳以上だと歯並び・かみ合わせに悪影響が出やすいため、治療をご検討ください。

小児矯正治療は、痛みはありますか?

取り外しができる装置を使用するため、不快感や痛みを最小限に抑えることができます。また、固定式の装置も歯列の内側に沿わせるもののため、違和感なく使用いただけます。大きめの装置を使用する場合でも、お口のトレーニングを行ってから装着いただくため、食事に悪影響が及ぶ心配はほとんどありません。

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